台風第10号の今後の見通しについて
報道発表日
平成28年8月30日
本文
強い台風第10号は、温帯低気圧の性質を帯びつつ、関東の東海上を北上し、次第に加速しながら北北西に進路を変えて、30日夕方頃に、強い勢力を保ったまま暴風域を伴い東北地方に接近し、上陸する見込み。30日夜遅くには、日本海へ進む見込み。
<大雨>東日本・北日本では、これまでの24時間で150ミリ以上の雨が降ったところがある。これから北日本を中心に、非常に激しい雨となり、局地的には1時間80ミリ以上の猛烈な雨が降り、大雨となる。北日本では、平年の8月1ヶ月分程度の降水量となる地域もあり、土砂災害、河川の増水やはん濫、低地の浸水に厳重に警戒。
<暴風・高波>東北太平洋側や関東地方の海上では、うねりを伴い大しけとなっている。今後、北日本を中心に、広い範囲で非常に強い風が吹き、海上では猛烈な風となり、海は大しけ、猛烈にしけるところもある。暴風や高波に厳重に警戒。
<高潮>大潮の時期であり、北日本太平洋側の湾・沿岸では、30日午後から31日朝にかけての満潮時に台風の接近が重なり、高潮に厳重に警戒。
<竜巻突風>竜巻などの激しい突風は台風から離れた場所でも発生、十分注意。
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