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津波情報に活用する観測地点の追加について
―より迅速かつ、より精度の高い津波情報に向けて―

報道発表日

平成28年7月21日

概要

日本海溝海底地震津波観測網(S-net)の海底津波計125地点及び地震・津波観測監視システム(DONET)の海底津波計31地点の潮位データについて、平成28年7月28日12時から津波情報への活用を開始します。

本文

 気象庁は、関係機関の協力も得て、沿岸の津波観測点及び沖合津波計の潮位データをリアルタイムで監視し、津波警報等の発表時には速やかに津波の実況を津波情報としてお知らせするとともに、実況に基づき津波警報の切替え・解除等の判断を行っています。

 国立研究開発法人防災科学技術研究所は、これまでも地震調査研究推進本部の方針等に基づき地震観測網(K-NET、KiK-net、Hi-net、F-net)や地震・津波観測監視システム(DONET)※のデータを気象庁に提供していたところですが、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震を受け、日本海溝海底地震津波観測網(S-net)を構築し、125地点に設置した海底津波計による観測を開始しました。また、DONETの海底津波計31地点においても新たに観測を開始しました。

 気象庁では、津波の観測値の発表等において、当該海底津波計データの活用を開始いたします。これにより、沖合での津波の検知が最大20分程度早くなることから、津波警報等の更新及び沖合の津波観測に関する情報の迅速化や精度向上が図られます。また、津波情報において津波の観測値を発表する津波観測点は229地点から385地点になります。

 活用開始の時期は、平成28年7月28日12時の予定です。

 なお、気象庁が宮城沖及び岩手沖に設置し、平成24年12月25日から運用してきたブイ式海底津波計については、本年8月31日に運用を終了します。


※ 地震・津波観測監視システム(DONET)は、国立研究開発法人海洋研究開発機構による整備が終了し、平成28年4月1日に国立研究開発法人防災科学技術研究所に移管されました。


 図表等を含めた資料全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。

問い合わせ先

  気象庁地震火山部地震津波監視課
  03-3212-8341(内線4839)

  S-net及びDONETに関しては
  国立研究開発法人防災科学技術研究所企画部広報課
  029-863-7784

資料全文


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