台風進路予報の改善について
報道発表日
平成28年6月15日
概要
近年の数値予報モデルの改良やひまわり8号等の新たな観測データの活用により台風進路予報の精度が向上したことを踏まえ、台風の進路及び暴風警戒域をより絞り込んで予報します。
本文
気象庁は、台風の進路予報において、台風の中心が70%の確率で入ると予想される範囲を「予報円」として、台風の中心が予報円内に進んだ場合に風速25メートル以上の暴風となるおそれのある範囲を「暴風警戒域」として示しています。
近年の数値予報モデルの改良やひまわり8号等の新たな観測データの活用により台風進路予報の精度が向上したことを踏まえ、平成23~27年の過去5年間の台風進路予報の成績を検証した結果、予報円の半径を約20~40%小さくすることが可能となりました。これに伴い、暴風警戒域についてもより絞り込んだ予報が可能となります。(別紙参照)
今後発生する台風について、この改善を行った予報円及び暴風警戒域で進路予報を実施します。
気象庁は、今後も数値予報の精度向上を図るなど、台風進路予報の改善に努めてまいります。
【台風の進路予報】
http://www.jma.go.jp/jp/typh/
問い合わせ先
気象庁予報部予報課 アジア太平洋気象防災センター
03-3212-8341 内線3137
資料全文
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台風進路予報の改善について
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※別紙の図「(変更前)」、「(変更後)」の両図の左下の文言を以下のとおり訂正しました。(平成28年6月16日)
誤:実況の暴風警戒域 → 正:実況の暴風域