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2015年(平成27年)の台風について

報道発表日

平成27年12月21日

概要

今年の台風の発生数は平年並の27個でした。日本への接近数は平年より多い13個、日本への上陸数は4個で昨年と同じでした。

本文

1.今年の台風の特徴

(1)発生状況

台風の発生数は平年並の27個(平年値25.6個)でした。
今年の台風発生位置の平均経度は東経149.7度と、台風の統計を開始した1951年以降、最も東となり(平年値は東経136.7度)、また平均緯度は北緯13.4度と、平年より南となりました(平年値は北緯16.3度)。これはエルニーニョ現象の影響によると考えられます。
また、ひとつの台風が台風の勢力を維持していた期間の平均値は7.4日と最も長くなり(平年値5.3日)、中部太平洋から日付変更線を越えて北西太平洋に移動してきた台風は2個ありました(台風第12号、第17号)。

(2)日本への接近・上陸状況

日本への台風の接近数は平年より多い13個(平年値11.4個)でした。このうち、台風第21号により9月28日に与那国島で同島の歴代1位となる最大瞬間風速81.1m/sを記録しました。
日本への台風の上陸数は昨年と同様、平年(2.7個)を上回る4個(第11号、第12号、第15号、第18号)でした。このうち、台風第18号から変わった温帯低気圧と台風第17号の影響で、9月に関東地方と東北地方で記録的な大雨(平成27年9月関東・東北豪雨)となりました。

2.台風進路予報の精度

台風進路予報の精度は、その年の台風の特徴に起因する年々の変動はあるものの、数値予報モデルの改良など予報技術の改善により着実に向上しており、今年は、1日先から5日先までのすべての予報が、これまでで最も高い精度となりました。

問い合わせ先

気象庁予報部予報課アジア太平洋気象防災センター
03-3212-8341(内線3137)

資料全文


2015年(平成27年)の台風について(確定)

報道発表資料は平成27年12月21日時点での速報値です。
確定値(平成28年1月27日)は以下のリンクからご覧いただけます。

※平成26年12月21日の速報値。
 報道発表後の事後解析から、台風第26号が小笠原諸島で台風の強さを維持していたと判断されたため、2015年(平成27年)の日本への台風接近数を14個に改めて確定しました。


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