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平成26年11月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成26年12月8日

概要

平成26年11月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
    • 全国の地震活動
       全国で震度3以上を観測した地震の回数は23回、日本及びその周辺におけるM4.0 以上の地震の回数は82回でした。

    • 11月22日長野県北部の地震活動
       11月22日22時08分に長野県北部の深さ5kmでM6.7の地震が発生し、長野県長野市、小谷村、小川村で震度6弱、長野県白馬村、信濃町で震度5強を観測したほか、中部地方を中心に、東北地方から中国地方の一部にかけて震度5弱~1を観測しました。この地震により、負傷者46名、住家全壊36棟、住家半壊66棟等の被害を生じました(12月1日13時30分現在、総務省消防庁による)。
       余震は、小谷村から白馬村の南北約20kmにかけた余震域で発生し、余震の数は全体的に見ると次第に減ってきています。これまでに発生した最大の余震は11月22日22時37分のM4.5(最大震度5弱)で、24日6時12分にM3.6(最大震度4)、25日6時 26分にM3.9(最大震度4)の余震が発生するなど、12月7日までに震度1以上を観測した余震が113回発生しており、余震は引続き発生しています。
       揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっているおそれがあります。復旧活動などを行う場合には、今後の余震や降水の状況に注意し、十分に安全を確認して行動するよう心がけてください。

    • 「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震活動
       「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震は、次第に少なくなってきているものの、最大震度4以上を観測した地震が1回、震度1以上を観測した地震が62回発生するなど、引き続き岩手県から千葉県北東部にかけての沿岸及びその沖合の広い範囲で発生しました。

  • 火山活動
     御嶽山では、噴気活動や地震活動等が活発化する場合には、火口周辺に大きな噴石を飛散させ、火砕流を伴うような噴火となる可能性があります。
     桜島では、爆発的噴火が発生するなど活発な噴火活動が継続しました。
     口永良部島では噴火は発生しませんでしたが、引き続き火山活動は高まった状態で経過しています。
     西之島では、噴火及び溶岩の流出が継続し、新たに形成された陸地の拡大が確認されています。
     草津白根山では、湯釜付近の膨張を示す地殻変動が認められるほか、火山活動の活発化を示す変化がみられています。
     阿蘇山では、中岳第一火口で25日に噴火が発生し、26日以降は連続的に噴火しました。
     霧島山(新燃岳)では、北西数kmの地下深くにあると考えられるマグマだまりの膨張を示す地殻変動は、2013年12月頃から伸びの傾向がみられます。
     霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)では、火山性地震が時々発生しています。
     諏訪之瀬島では、噴火が時々発生するなど活発な火山活動が継続しました。
     蔵王山では、火山性微動が4回発生しました。

     その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4538)

資料全文

参考資料


国土地理院のGNSSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。

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