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平成26年8月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成26年9月8日

概要

平成26年8月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
    • 全国の地震活動
       8月10日12時43分に青森県東方沖の深さ51㎞でM6.1の地震が発生し、青森県七戸町で最大震度5弱を観測しました。
       全国で震度3以上を観測した地震の回数は15回、日本及びその周辺におけるM4.0 以上の地震の回数は94回でした。

    • 「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震活動
       「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震は、次第に少なくなってきているものの、最大震度4以上を観測した地震が1回、震度1以上を観測した地震が56回発生するなど、引き続き岩手県から千葉県北東部にかけての沿岸及びその沖合の広い範囲で発生しました。

  • 火山活動
     口永良部島では、3日に噴火が発生し、新岳火口から概ね2kmの範囲で大きな噴石に警戒が必要なため、同日、火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)に引き上げました。また、火砕流にも警戒が必要なため、7日に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を切り替えました。
     桜島では、爆発的噴火が発生するなど活発な噴火活動が継続しました。
     西之島では、噴火及び溶岩の流出が継続し、新たに形成された陸地の拡大が確認されました。
     草津白根山では、火山活動の活発化を示すデータが引き続き観測されました。
     阿蘇山では、30日に中岳第一火口で噴火が発生し、火山活動が高まった状態となっていることから、同日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げました。
     霧島山(新燃岳)では、GNSS観測によると、新燃岳の北西数kmの地下深くにあると考えられるマグマだまりの膨張を示す地殻変動は、2011年12月以降鈍化・停滞していましたが、2013年12月頃から伸びの傾向がみられます。また、新燃岳に隣接する韓国岳周辺では、2014年2月頃から地震回数がわずかに増加しています。
     諏訪之瀬島では、28日から噴火活動が活発になりました。
     蔵王山では、火山性地震がやや多い状況となり、火山性微動が3回発生しました。

     その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4538)

資料全文

参考資料


国土地理院のGNSSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。

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