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平成26年6月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成26年7月8日

概要

平成26年6月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
    • 全国の地震活動
       震度5弱以上を観測した地震はありませんでした。
       6月24日05時53分(日本時間)にアリューシャン列島ラット諸島の深さ107kmでMw7.9(Mwは気象庁CMT解によるモーメントマグニチュード)の地震が発生しました。この地震により、北海道と青森県で津波と考えられる弱い海面変動を観測しました。
       全国で震度3以上を観測した地震の回数は17回、日本及びその周辺におけるM4.0 以上の地震の回数は73回でした。

    • 「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震活動
       「平成23 年(2011 年)東北地方太平洋沖地震」の余震は、次第に少なくなってきているものの、最大震度4以上を観測した地震が3回、震度1以上を観測した地震が62回発生するなど、引き続き岩手県から千葉県北東部にかけての沿岸及びその沖合の広い範囲で発生しました。

  • 火山活動
     桜島では、爆発的噴火が発生するなど活発な噴火活動が継続しました。
     西之島では、新たに形成された陸地が拡大していることから、6月3日に火口周辺警報を発表し、警戒事項を入山危険に引き上げました。また、11日に火口周辺警報(入山危険)及び火山現象に関する海上警報を切り替え、警戒が必要な範囲を西之島の中心から概ね6km以内と明示しました。
     草津白根山では、小規模な噴火が発生する可能性があることから、6月3日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
     霧島山(新燃岳)では、GNSS観測によると、新燃岳の北西数kmの地下深くにあると考えられるマグマだまりの膨張を示す地殻変動は、2011年12月以降鈍化・停滞していましたが、2013年12月頃から伸びの傾向がみられます。また、新燃岳に隣接する韓国岳周辺を震源とする地震が時々発生しました。
     諏訪之瀬島では、爆発的噴火が発生するなどやや活発な火山活動が継続しました。

     その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4538)

資料全文

参考資料


国土地理院のGNSSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。

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