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3月の天候

報道発表日

平成26年4月1日

概要

2014年(平成26年)3月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 月の前半は全国的に低温
    月の前半は、日本付近に強い寒気が流れ込み、全国的に低温となり、東・西日本日本海側の山沿いや北日本で大雪となった所があった。
  • 月の終わり頃は北日本から西日本にかけて高温
    月の終わり頃は、南からの暖かい空気が流れ込んだため、北日本から西日本にかけての気温は平年を大幅に上回った。
  • 北日本から西日本にかけて月降水量が多かった
    日本付近を通過する低気圧が月後半を中心にたびたび発達したため、北日本から西日本にかけての月降水量が多く、特に東日本日本海側の月降水量の平年比は168%となり、1946年以降で最も多かった。

本文

1 概況
 月を通して日本付近を低気圧と高気圧が交互に通り、低気圧の通過後は北日本を中心に冬型の気圧配置となるなど、全国的に天気は数日の周期で変わった。月の前半は、日本付近に強い寒気が流れ込んだため全国的に低温となった。特に上旬の後半から中旬のはじめにかけての気温は全国的に平年を大きく下回り、東・西日本日本海側の山沿いや北日本では大雪となった所があった。月の後半は、日本付近を通過する低気圧がたびたび発達したため、北日本から西日本の所々で大雨や北日本太平洋側を中心に大雪となるなど大荒れの天気となった。特に、東日本日本海側の月降水量の平年比は168%で、3月としては1946年以降で最も多くなった。また、13日には、屋久島(鹿児島県)で日降水量が334.5mmとなり3月としては歴代全国1位を更新した。月の終わり頃は、南から暖かい空気が流れ込んだため、北日本から西日本にかけての気温は平年を大幅に上回った。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、東・西日本で高かった。一方、沖縄・奄美では低かった。北日本は平年並だった。
(2)降水量
 月降水量は、北日本から西日本にかけて多く、特に北日本太平洋側、東日本日本海側でかなり多かった。仙台(宮城県)、金沢(石川県)など7地点では3月の月降水量の多い方からの1位を更新した。一方、沖縄・奄美では少なかった。北見枝幸(北海道)では3月の月降水量の少ない方からの1位を更新した。
(3)日照時間
 月間日照時間は、東日本太平洋側、西日本で多かった。父島(東京都)では3月の月間日照時間の多い方からの1位を更新した。北日本、東日本日本海側、沖縄・奄美は平年並だった。
(4)降雪・積雪
 降雪の深さ月合計は、北日本太平洋側、西日本日本海側で多かった。網走、根室、函館(以上、北海道)、八戸(青森県)では3月の降雪の深さ月合計値の多い方からの1位を更新した。一方、東日本太平洋側では少なかった。北・東日本日本海側は平年並だった。月最深積雪は、北日本で平年を上回った所が多かった。根室(北海道)では3月の月最深積雪の大きい方からの1位を更新した。

問い合わせ先

(観測値や記録について)
 気象庁観測部計画課情報管理室
 電話 03-3212-8341(内線)4154
(天候の解説について)
 気象庁地球環境・海洋部気候情報課
 電話 03-3212-8341(内線)3154

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