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2013年(平成25年)の世界と日本の年平均気温について

報道発表日

平成26年2月3日

概要

2013年の世界の年平均気温偏差は+0.20℃で、1891年以降で2番目に高い値でした。
2013年の日本の年平均気温偏差は+0.34℃で、1898年以降で8番目に高い値でした。

本文

世界の年平均気温

 2013年の世界の年平均気温偏差(1981~2010年の30年平均値を基準値とし、平均気温から基準値を差し引いた値)は+0.20℃で、統計を開始した1891年以降では2番目に高い値でした。世界の年平均気温は、長期的には100年当たり0.69℃の割合で上昇しており、特に1990年代半ば以降、高温となる年が多くなっています。
 月別、季節別では、9月と11月の世界の平均気温偏差(それぞれ+0.26℃、+0.31℃)、及び9月~11月(北半球における秋季)の世界の平均気温偏差(+0.26℃)は、統計を開始した1891年以降で第1位の高い記録でした。また、地域別では、ユーラシア大陸やオーストラリアで広く高温偏差となったほか、海域では北太平洋中央部で高温、太平洋赤道域で低温偏差となる特徴が見られました。
 なお、陸域のみの年平均気温偏差は+0.34℃で、1891年以降では4番目に高い値でした。

日本の年平均気温

 2013年の日本の年平均気温偏差は+0.34℃で、統計を開始した1898年以降では8番目に高い値でした。日本の年平均気温は、長期的には100年当たり1.14℃の割合で上昇しており、特に1990年代以降、高温となる年が頻出しています。

平均気温の変動の要因

 近年、世界と日本で高温となる年が頻出している要因としては、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響に、数年~数十年程度の時間規模で繰り返される自然変動が重なったものと考えられます。


 年別・季節別・月別の世界及び日本の平均気温は気象庁ホームページにて随時更新・掲載しています。(http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/index.html


※日本の平均気温の偏差の算出にあたっては、長期間にわたる気温観測データが存在し、都市化による影響が少なく、特定の地域に偏らないように選定した地点の気象台等の観測値を採用しています。2013年12月24日から、これらの地点を一部変更して15地点(網走、根室、寿都、山形、石巻、伏木、飯田、銚子、境、浜田、彦根、宮崎、多度津、名瀬、石垣島)とし、過去に遡って日本の平均気温の偏差を再計算しています。


図等を含めた全文については、下記の添付ファイルをご参照ください。

問い合わせ先

気象庁 地球環境・海洋部 気候情報課
電話03-3212-8341(内線)2264

資料全文


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