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平成25年(2013年)8月の沖縄周辺海域の海面水温について

報道発表日

平成25年8月16日

概要

 沖縄周辺海域では、広い範囲で海面水温が30℃以上となっています。8月いっぱい、30℃を超える海域がみられる見込みです。

本文

 沖縄周辺海域では、8月に入って海面水温が30℃を超える海域が拡大しました。8月9日以降は、北緯23度付近から沖縄諸島近海にかけての広い海域で31℃以上となるなど、海面水温がかなり高い状態が続いています。31℃は、外洋の海水温としては、おおむね上限と考えられます。
 沖縄の南の海域では8月上旬の平均海面水温は30.3℃(平年は29.3℃)となり、1985年以降の8月上旬でもっとも海面水温の高かった1998年と同程度の海面水温となっています。1998年は、大規模なサンゴの白化現象が確認されました。サンゴ白化の原因の一つとして、サンゴ内部の褐虫藻が海水温30℃以上で色素を失うことが知られています。
 沖縄周辺海域では、この時期は年間でもっとも海面水温が高い時期にあたり、さらに今年は太平洋高気圧に覆われる日が続き、平年より日射量が多く風が弱かったため、海面水温が上昇しました。
 8月末にかけて、海面水温がかなり高い状態が続く見込みです。最新の実況データ・予報をご確認ください。
 気象庁ホームページの「海洋の健康診断表」では、海水温、海流の状況や 1 か月予報を発表しています。本件に関して沖縄気象台が「臨時診断」を発表しています。引き続き最新の実況データ等を提供していきますので、あわせてご利用ください。

 図表等を含めた資料全文につきましては、下記の「資料全文」をご参照ください。

問い合わせ先

 沖縄気象台 地球環境・海洋担当  電話 098-833-4065
 地球環境・海洋部海洋気象課 電話03-3212-8341(内線5127)

資料全文

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