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6月の天候

報道発表日

平成25年7月1日

概要

2013年(平成25年)6月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 気温は、全国的に高く、沖縄・奄美でかなり高かった
    中旬前半は、暖かい高気圧に覆われ、また南からの暖気の影響も受けたため、月平均気温は北・東・西日本で高くなった。また、沖縄・奄美では、梅雨前線の影響を受けにくかったため晴れて気温もかなり高くなった。
  • 降水量は北日本でかなり少なく、日照時間は北・東日本日本海側でかなり多かった
    北日本、東日本日本海側では、高気圧に覆われて晴れた日が多かったため、北日本太平洋側の月降水量は6月としては統計を開始した1946年以降、最も少ない値を更新した。北・東日本日本海側の月間日照時間はかなり多くなった。
  • 月前半は、ほぼ全国的に降水量が平年を下回り、月後半は、東日本以西で降水量が平年を上回った
    月前半は、梅雨前線や台風第3号の影響が大きかった関東や九州の一部以外では、ほぼ全国的に降水量が平年を下回った。月後半は、梅雨前線が日本付近で活発で、東日本以西で降水量が平年を上回った。

本文

1 概況
 月前半は、北日本、東日本日本海側では高気圧に覆われて晴れる日が多く、降水量は平年を下回った。また、東日本太平洋側、西日本では、日本の南の梅雨前線や台風第3号の影響で曇りの日が多かったが、関東や九州の一部以外では降水量は平年を下回った。12~13日は晴れて、また、日本の東の高気圧や台風第3号の影響で南から暖気が流入したため、北・東日本日本海側、近畿を中心に高温となり、全国の気象官署12地点で13日に6月としての日最高気温の高い方からの1位を更新した。沖縄・奄美では、梅雨前線の影響を受けにくかったため晴れた日が多く、気温は平年を上回り、降水量は平年を下回った。沖縄は14日頃に梅雨明けした(速報値)。
 月後半は、北日本では、上空の寒気や梅雨前線の影響で曇りや雨の日もあったが、高気圧に覆われて晴れる日もあった。また、降水量は少ない状況が続いた。一方、東・西日本では、梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多く、降水量は平年を上回った。東北、北陸は、18日頃に梅雨入りした(速報値)。18日から21日にかけて西日本から東日本に停滞した梅雨前線や台風第4号から変わった低気圧の影響により、北陸、西日本、沖縄では大雨となり、総降水量が300ミリを超えるところもあった。23日から26日かけて九州から日本の南海上にかけて停滞した梅雨前線と低気圧の影響により、西日本で大雨となり九州南部では400ミリを超えるところもあった。
 月平均気温は、中旬前半に暖かい高気圧に覆われ、南からの暖気の影響も受けたため、北・東・西日本で高くなった。梅雨前線の影響を受けにくかった沖縄・奄美では、晴れて気温もかなり高くなった。北日本、東日本日本海側では、高気圧に覆われて晴れた日が多かったため、北日本太平洋側の月降水量は6月としては統計を開始した1946年以降、最も少ない値を更新した。北・東日本日本海側の月間日照時間はかなり多くなった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、沖縄・奄美でかなり高く、北日本、東日本、西日本で高かった。秋田、若松(福島県)では6月の月平均気温の高い方からの1位を更新した。
(2)降水量
 月降水量は、北日本ではかなり少なく、沖縄・奄美では少なかった。釧路(北海道)、大船渡(岩手県)、青森、深浦(青森県)、秋田では6月の月降水量の少ない方からの1位を更新した。一方、西日本太平洋側で多かった。高松(香川県)では6月の月降水量の多い方からの1位を更新した。東日本、西日本日本海側では平年並だった。
(3)日照時間
 月間日照時間は、北・東日本日本海側でかなり多く、沖縄・奄美で多かった。一方、西日本太平洋側でかなり少なく、東日本太平洋側、西日本日本海側で少なかった。北日本太平洋側では平年並だった。

問い合わせ先

気象庁観測部計画課情報管理室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

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