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4月の天候

報道発表日

平成24年5月1日

概要

2012年(平成24年)4月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 北日本で気温が低かった
    北日本では、上旬は強い寒気の影響を受けて気温がかなり低く、中旬後半から下旬のはじめにもオホーツク海高気圧の影響により太平洋側を中心に気温の低い日が多かった。このため、北日本では月平均気温が低く、昨年12月以降、5か月連続で月平均気温が低かった(12~4月としては1984年以来の28年ぶり)。
  • 月のはじめに北日本から西日本にかけて大荒れの天気
    急速に発達しながら日本海を進んだ低気圧の影響により、3日から5日にかけて、北日本から西日本の各地で大荒れの天気となり、76 地点(気象官署、アメダス合わせて889 地点中の数)で最大風速の観測史上1 位を更新するなど、広い範囲で記録的な暴風となった。

    ※第1項の括弧内の記述を修正しました。(5月8日)

本文

1 概況
 上旬は寒気や冷涼な高気圧に覆われた影響により全国的に気温が低く、北日本と東日本日本海側では曇りや雨または雪の日が多くなり、その他では晴れた日が多かった。急速に発達しながら日本海を進んだ低気圧の影響により、3日から5日にかけて、北日本から西日本の各地で大荒れの天気となり、76 地点(気象官署、アメダス合わせて889 地点中の数)で最大風速の観測史上1 位を更新するなど、広い範囲で記録的な暴風となった。また、北日本では上旬を中心に降雪量が多かった。中旬以降は、高気圧と低気圧が交互に通過し、全国的に天気は短い周期で変化したが、中旬後半から下旬はじめはオホーツク海高気圧の影響により、北・東日本太平洋側では気温が低く雲が広がる日が多かった。沖縄・奄美では、中旬以降は前線や湿った気流の影響により、曇りや雨の日が多かった。また、下旬は、沿海州付近の低気圧に向かって流れ込む南からの暖かい空気などの影響により、全国的に気温が高い日が多かった。

2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、北日本で低く、東日本で平年並だった。西日本、沖縄・奄美では高かった。
(2)降水量
 月降水量は、北・東日本、西日本太平洋側で平年並で、西日本日本海側で少なかった。沖縄・奄美では多かった。
(3)日照時間
 月間日照時間は、北日本太平洋側、東日本日本海側、沖縄・奄美で少なかった。西日本では多く、北日本日本海側、東日本太平洋側では平年並だった。

問い合わせ先

気象庁観測部計画課情報管理室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

資料全文

    ※資料1枚目、枠線で囲まれた「2012年(平成24年)4月の特徴」第1項本文3-4行目の括弧内の記述を修正しました。(5月8日)

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