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平成23年8月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成23年9月8日

概要

平成23年8月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
     8月1日23時58分に駿河湾でM6.2の地震が発生し、静岡県東伊豆町(ひがしいずちょう)、焼津市(やいづし)、静岡市(しずおかし)駿河区(するがく)で最大震度5弱を観測しました。
     8月12日03時22分に福島県沖でM6.1の地震が発生し、福島県富岡町(とみおかまち)、川内村(かわうちむら)で最大震度5弱を観測しました。
     8月19日14時36分に福島県沖でM6.5の地震が発生し、宮城県および福島県の9市町村で最大震度5弱を観測しました。
     このほか、「平成23 年(2011 年)東北地方太平洋沖地震」の余震が、岩手県沖から茨城県沖の広い範囲で発生しました。
     全国で震度3以上を観測した地震の回数は51回、日本及びその周辺におけるM4.0 以上の地震の回数は239回でした。
     国土地理院のGPS観測結果では、「平成23 年(2011 年)東北地方太平洋沖地震」後の余効変動が継続していますが、その変動速度は小さくなってきています。

     震度3以上を観測するなどの主な地震活動の概況は別紙1のとおりです。また、世界の主な地震は別紙2のとおりです。

  • 火山活動
     霧島山(新燃岳)では、6日にごく小規模な噴火が発生しました。また、31日に小規模な噴火が発生し、9月6日13時50分(期間外)まで継続しました。国土地理院のGPS観測結果では、霧島山周辺で、「えびの」-「牧園」、「牧園」-「都城2」、「都城2」-「えびの」の基線において、新燃岳で1月26日に噴火が発生して以降、2月1日まで顕著な縮みの傾向が見られましたが、その後伸びの傾向が見られます。新燃岳の北西地下深くのマグマだまりには深部からのマグマの供給が続いており、マグマだまりから新燃岳へ多量のマグマが上昇すれば、噴火活動が再び活発化する可能性があります。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要です。火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続しています。
     桜島では、昭和火口で爆発的噴火を含む活発な噴火活動が継続しました。昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒が必要です。火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続しています。
     三宅島では、やや多量の火山ガスの放出が続いています。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     諏訪之瀬島では、今期間噴火は発生しませんでしたが、長期にわたり噴火を繰り返しています。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

     日本の主な火山活動の概況は別紙3のとおりです。また、世界の主な火山活動は別紙4のとおりです。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4530)

資料全文

参考資料


国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。

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