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津波防災シンポジウム「津波警報!!そのときあなたは?」の開催について

報道発表日

平成23年2月8日

概要

 日本は過去から幾度となく津波による被害を受けてきました。そして、これからも、その脅威がなくなることはありません。
 津波は、的確な避難行動をとることができれば命を守ることができます。また、津波に対する備えは、海岸近くに住んでいる方だけではなく、観光やレジャーなどで海岸を訪れることを考えれば誰にでも必要なものです。
 そこで気象庁は、的確な避難行動とは何か、津波警報はどのような役割を果たせるのか、を考える津波防災シンポジウム「津波警報!!そのときあなたは?」を3月10日に気象庁講堂で開催することといたしました。
 シンポジウムでは、約1年前(昨年2月27日)のチリ中部沿岸の地震による津波はどのようなものであったのか、当時、気象庁ではどのようにして津波警報などの防災情報を発信したのか、などの話題提供のほか、津波の専門家、防災機関の担当者、報道関係者の方々をお迎えして、的確な避難行動とは何かを考えるパネルディスカッションを行います。津波警報の利活用や津波からの避難について具体的に考えていただくきっかけとして、多数の方々のご参加を期待しております。
 なお、2月から3月にかけては、各地の気象台等でも津波防災に関する周知・広報の取組みを実施します。こちらも多くの方々のご参加、ご視聴をお願い申し上げます。

本文

津波防災シンポジウムリーフレット
※図をクリックすると大きな画像でご覧になれます

リーフレット[PDF形式:965KB]

津波防災シンポジウム「津波警報!!そのときあなたは?」

主催:気象庁

後援:内閣府(防災担当)、総務省消防庁、(独)港湾空港技術研究所、NHK

日時:平成23年3月10日(木) 13時30 分~16時00分(13時00分開場)

場所:気象庁2階 講堂(東京都千代田区大手町1-3-4)

アクセス:
 東京メトロ竹橋駅4番出口徒歩1分、大手町駅C2b番出口徒歩5分、JR東京駅丸の内北口出口徒歩20分
 (お越しの際は、公共交通機関をご利用ください)

内容:

  • 基調講演 「2010年チリ中部地震津波の実態と見えてきた課題」

      講師 今村文彦[東北大学大学院工学研究科 教授]

     日本でも犠牲者をもたらした昭和35年のチリ地震津波から50年を経て、昨年2月にチリで大地震が再び発生し、その津波は日本へも影響を与えました。現在は、津波予測システムや国際的な津波警報体制が整備され、日本で人的被害がなかったことは幸いでしたが、課題も浮き彫りになりました。チリ国での状況や津波予測技術の現状を踏まえた津波情報のあり方などを紹介します。

  • 話題提供 「津波警報の発表に至るまで」

      提供者 横山博文[気象庁地震火山部地震津波監視課長]

     昨年2月に発生したチリの地震に対して、気象庁は津波警報を発表しました。地震発生から日本に津波が来襲するまでに約1日の時間がありました。この間、気象庁がどの時点でどのような解析を行い、どう判断して津波警報を発表したのか、分かりやすく説明します。

  • パネルディスカッション 「津波警報!!そのときあなたは?」

      コーディネーター
       片田敏孝[群馬大学大学院工学研究科 教授]

      パネリスト(五十音順)
       今村文彦[東北大学大学院工学研究科 教授]
       越智繁雄[内閣府参事官(地震・火山・大規模水害対策担当)]
       佐竹健治[東京大学地震研究所 教授]
       高橋重雄[(独)港湾空港技術研究所アジア・太平洋沿岸防災研究センター長]
       平松 進[石巻市総務部防災対策課危機管理監]
       山﨑 登[NHK解説副委員長]
       横山博文[気象庁地震火山部地震津波監視課長]

     津波から命を守るためには適切な避難が最も重要です。津波は通常の波と違って恐ろしい現象であること、津波警報の発表に用いられる津波予測の現状(技術的な限界)などを念頭に、いざというとき、どんな行動をとればよいのでしょうか。「津波警報!!そのときあなたは?」と題して、ご来場の皆様と一緒に考えます。

参加費:無料

定員:200名(事前のお申し込みが必要です。申込多数の場合は抽選とさせていただきます。)

申込期間:平成23年2月9日(水)~2月28日(月)

申込方法:
 申込専用ページ、往復はがき、FAX、お電話のいずれかの方法
 ※申し込みの変更・取り消しはこちらから

 詳しくはリーフレットをご覧ください。

問い合わせ先

気象庁地震火山部地震津波監視課
電話 03-3212-8341(内線 4559、4547)

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