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平成23年1月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成23年2月8日

概要

平成23年1月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
     震度5弱以上を観測した地震及び津波を観測した地震はありませんでした。
     全国で震度1以上を観測した地震の回数は77回、日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は162回でした。
     国土地理院のGPS観測結果では、全国の地殻変動について、地震活動に伴う目立った変動は見られません。

     震度3以上を観測するなどの主な地震活動の概況は別紙1のとおりです。また、世界の主な地震は別紙2のとおりです。

  • 火山活動
     霧島山(新燃岳)では、1月26日から本格的なマグマ噴火が発生し、更に活動が活発になる可能性があることから、26日に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)に引き上げました。27日以降爆発的噴火も発生するようになり、28日に上空から確認された直径数10mの溶岩が30日には直径500m程度に成長して火口内に蓄積され、爆発的噴火に伴う火砕流や大きな噴石に警戒が必要なことから、31日、2月1日に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を切り替え、火砕流や大きな噴石に対する警戒範囲を拡大しました。新燃岳火口から概ね4kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要です。新燃岳火口から概ね3kmの範囲では、噴火に伴う火砕流に警戒が必要です。火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続しています。
     また、国土地理院のGPS観測結果では、霧島山周辺でこの火山活動に伴う地殻変動が見られます。
     桜島の噴火活動は、昭和火口での爆発的噴火が1月中旬頃から増加し、活発な状態で経過しました。今後、更に火山活動が活発化する可能性がありますので、火山活動の推移に注意する必要があります。昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒が必要です。火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続しています。
     三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いています。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     諏訪之瀬島では、爆発的噴火を含む噴火が時々発生し、噴火活動は活発に経過しました。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

     日本の主な火山活動の概況は別紙3のとおりです。また、世界の主な火山活動は別紙4のとおりです。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4530)

資料全文

参考資料


国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。

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