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平成22年12月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成23年1月7日

概要

平成22年12月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
     12月22日に父島近海でM7.4の地震が発生し、東京都小笠原村(おがさわらむら)で震度4を観測しました。この地震により、太平洋沿岸を中心に東北地方の一部及び関東地方南部から沖縄地方にかけて津波を観測しました。国土地理院のGPS観測結果では、この地震に伴う地殻変動が観測されています。
     全国で震度1以上を観測した地震の回数は114回、日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は213回でした。

     震度3以上を観測するなどの主な地震活動の概況は別紙1のとおりです。また、世界の主な地震は別紙2のとおりです。

  • 火山活動
     桜島の噴火活動は、昭和火口で爆発的噴火が11月下旬頃からやや増加し、12月上旬までやや多い状態で経過するなど活発な状態で経過しました。今後、桜島直下へのマグマの供給量が増加した場合、更に火山活動が活発化する可能性も考えられますので、火山活動の推移に注意する必要があります。昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒が必要です。火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続しています。
     三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いています。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     霧島山(新燃岳)では、火山性地震が増減を繰り返しながらやや多い状態が続き、振幅の小さな火山性微動が時々観測されるなど、火山活動のやや高まった状態が続いています。新燃岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要です。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     諏訪之瀬島では、爆発的噴火を含む噴火が時々発生し、噴火活動は活発に経過しました。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

     日本の主な火山活動の概況は別紙3のとおりです。また、世界の主な火山活動は別紙4のとおりです。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4530)

資料全文

参考資料


国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。

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