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新たに整備した「ひずみ観測計」の運用について

報道発表日

平成22年12月27日

本文

 気象庁では、東海地震の「前兆すべり(プレスリップ)」の検知能力の強化を図るため、平成20年度補正予算において、新たなひずみ観測点を6箇所(掛川高天神、静岡落合、新城浅谷、藤枝蔵田、田原高松、売木岩倉)に整備しました。この整備により、気象庁が東海地域に整備したひずみ観測点は、25箇所になりました。

 新たに整備したひずみ観測点には、地下約500mの場所の岩盤のひずみを、4方向に分けて測定することができるひずみ観測計(多成分ひずみ計)を設置しています。新しいひずみ観測計のデータは、設置のための地下深部ボーリング工事等の影響で、設置直後は大きく変化します。その影響も次第に小さくなり、現在、気圧や潮汐の変化にともなう地殻変動が観測できるようになってきました。
 今後、気圧や潮汐による応答係数等を調査し、来年(平成23年)1月17日を目途に運用開始とする見込みです。

 なお、東海地震の「前兆すべり(プレスリップ)」の検出の基準点として使用するには、更にデータの安定を待つ必要があります。運用開始後、観測データが十分に安定しているか否かの調査を続け、安定したと判断でき次第、東海地震監視の基準点に加える予定です。



 詳細については、下記の「資料全文」をご参照下さい。

問い合わせ先

気象庁地震火山部地震予知情報課
電話:03-3212-8341 (内線)5513

資料全文


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