平成22年10月25日のインドネシア、スマトラ南部の地震について
報道発表日
平成22年10月28日
本文
平成22年10月25日に発生したインドネシア、スマトラ南部の地震について、CMT解析、W-phase解析、体積歪波形解析、遠地実体波を用いた震源過程解析により、地震の規模、発震機構および断層の長さ等を推定した。
これらの結果は次のとおり。
○ インドネシア、スマトラ南部の地震 → Mw:7.7
発生日時 | 2010年10月25日23時42分頃(日本時間) | |
規模 |
Mw 7.7 (CMT解析による。他の解析手法によるMwは7.6~7.7) Mw:モーメントマグニチュード | |
場所及び深さ |
南緯4度15分、東経99度27分、深さ約20km (CMT解析によるセントロイドの位置) | |
発震機構 | 北東-南西方向に圧力軸を持つ逆断層型 | |
断層の長さと幅 | 長さ約180km、幅約90km | |
断層のすべり量 | 最大約1.3m |
※ 今回の地震は、海溝軸に近い浅い場所で発生したプレート境界型の地震で、その震源域は、2007年9月12日の地震(Mw8.5)の震源域の北西側に隣接している(資料P7の図参照)。
(注:上記解析結果は、今後再解析を行うことにより変更されることがある。)
詳細については、下記の「資料全文」をご参照下さい。
問い合わせ先
地震火山部地震予知情報課 | 評価解析官 03-3212-8341 (内線4576) |
発震機構係 (CMT解析、W-phase解析関係) (内線4577) | |
地殻変動調査係 (体積歪波形解析関係) (内線4563) | |
震源過程調査係 (震源過程解析関係) (内線4113) |