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アメダス観測環境の緊急点検結果について

報道発表日

平成22年9月30日

本文

 アメダスの京田辺(きょうたなべ)観測所(京都府)の通風筒につる性の草が絡んでいたという事案が9月6日に明らかになったことを受けて、当庁では、全国のアメダス観測所等を対象として観測環境の緊急点検を実施いたしました。

 その結果、全国1,277箇所のアメダス観測所等のうち、気温については京田辺観測所の1箇所において観測環境が不適切であり、温度計に巻き付いていたつる性の草による気温観測データへの影響があったことが判明しました。また、雨量については15箇所において雨量計の上部に草が一部被さる等の不適切な環境であり、このうち6箇所については雨量観測データへの影響があったことが分かりました。これらの不適切な環境が観測データに影響していた観測所については、周囲の観測所やレーダーによる観測結果などを用いて解析を行い、観測環境の影響が現れていた期間のデータについては気象庁の統計には使用しないこととします。

 今般、京田辺以外にも観測環境が不適切な観測所があったことが判明したことを受けて、一層適切な観測所の管理を行い観測の精度の保持に努めるよう全国の気象台に指示を出したところです。今後、このような問題が再び発生することのないよう、アメダスの観測環境管理について取り組んで参ります。
 なお、気象庁HPにおいて、京田辺の気温のデータについては明日10月1日に、上記6箇所の雨量のデータについては今後2~3週間程度で修正を完了させる予定です。

問い合わせ先

気象庁観測部観測課
電話 03-3211-6019

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