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平成22年8月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成22年9月8日

概要

平成22年8月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
     8月14日にマリアナ諸島南方でMw6.9(Mwは気象庁CMT解によるモーメントマグニチュード)の地震が発生し、この地震により伊豆・小笠原諸島、東北地方から九州地方の太平洋沿岸、沖縄県で小さな津波を観測したところがありました。
     全国で震度1以上を観測した地震の回数は98回、日本及びその周辺におけるM4.0以上の地震の回数は95回でした。
     国土地理院のGPS観測結果では、豊後水道周辺において検出された平成21年後半からの非定常地殻変動は、現在も継続しています。それ以外は特に目立った変動は見られません。

     震度3以上を観測するなどの主な地震活動の概況は別紙1のとおりです。また、世界の主な地震は別紙2のとおりです。

  • 火山活動
     桜島の昭和火口では、噴火活動が活発な状態で経過しました。今後、更に火山活動が活発化する可能性も考えられますので、火山活動の推移に注意する必要があります。昭和火口及び南岳山頂火口から2km程度の範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に対する警戒が必要です。火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続しています。
     三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いています。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     霧島山(新燃岳)では、火山性地震が増減を繰り返しながら、やや多い状態で経過しました。新燃岳火口から概ね1kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要です。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     諏訪之瀬島では、噴火が断続的に発生しました。火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続しています。
     その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

     日本の主な火山活動の概況は別紙3のとおりです。また、世界の主な火山活動は別紙4のとおりです。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4530)

資料全文

参考資料


国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。

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