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平成21(2009)年の世界と日本の年平均気温について(確定)

報道発表日

平成22年2月2日

概要

2009年の世界の年平均気温の平年差は+0.31℃で、統計開始以来、第3位(タイ)の高い値となり、同年の日本の年平均気温の平年差は+0.56℃で、第7位の高い値でした。

本文

世界の年平均気温

 2009年の世界の年平均気温(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)の平年差*1は+0.31℃で、統計を開始した1891年以降では1998年、2005年に次いで、3番目に高い値(2006年、2003年、2002年とともに第3位タイ)となりました。世界の年平均気温は、長期的には100年あたり0.68℃の割合で上昇しており、特に1990年代半ば以降は高温となる年が多くなっています。地域的にみると、北アメリカ大陸や中央シベリアを除く多くの地域で、平年より気温が高くなっています。
 なお、陸域のみの年平均気温の平年差は+0.52℃(第6位)、海面水温の平年差は+0.23℃(第2位)となりました。

日本の年平均気温

 2009年の日本の年平均気温の平年差*1は+0.56℃で、統計を開始した1898年以降では7番目に高い値となりました。日本の年平均気温は、長期的には100年あたり1.13℃の割合で上昇しており、特に1990年代以降、高温となる年が頻出しています。

平均気温の変動の要因

 近年、世界と日本で高温となる年が頻出している要因としては、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加に伴う地球温暖化の影響に、数年~数十年程度の時間規模で繰り返される自然変動が重なったものと考えられます。2009年の世界の平均気温が高くなった要因の一つとして、夏季にエルニーニョ現象が発生したことなどが考えられます。


 世界及び日本の年平均気温、月平均気温は気象庁ホームページにて随時更新・掲載しています(http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/index.html)。

*1 平均気温の平年差は平均気温から平年値を差し引いた値です。平年値としては、1971~2000年の30年平均値を使用しています。


 図等を含めた全文については、下記の添付ファイルをご参照ください。

問い合わせ先

気象庁 地球環境・海洋部 気候情報課
電話03-3212-8341(内線)2264

資料全文


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