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12月の天候

報道発表日

平成22年1月4日

概要

2009年(平成21年)12月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 中旬後半から下旬はじめにかけて日本海側で大雪
    中旬後半から下旬はじめにかけて、強い寒気が日本付近に南下し冬型の気圧配置になった。このため、日本海側では雪が降り続き、東北日本海側と東日本日本海側を中心に12月としては2005年以来4年ぶりの大雪となった。東日本日本海側では月降雪量も4年ぶりに多くなった。
  • 寒暖の変動が大きかった
    気温は、上旬はほぼ全国的に平年を上回ったが、中旬後半から下旬はじめにかけては全国的に平年を大幅に下回るなど、寒暖の変動が大きかった。

本文

1 概況
 12月前半はほぼ全国的に気温が高く、日本付近を通過した低気圧の影響で太平洋側を中心に大雨となったが、中旬後半から下旬はじめにかけては強い寒気が南下したため全国的に気温が低く、日本海側の各地で大雪となるなど、寒暖の変動が大きかった。
 上旬から中旬前半は数日の周期で天気が変わった。中旬前半には本州付近を進んだ低気圧の影響で、全国的に雨となり太平洋側では大雨となったところがあった。
 中旬後半から下旬はじめにかけては、強い寒気が日本付近に南下し冬型の気圧配置となった。このため日本海側では雪が降り続き、東北日本海側と東日本日本海側では、山沿いで1メートルを超える積雪となったのをはじめ平野部でもまとまった積雪を観測するなど、12月としては2005年以来4年ぶりの大雪となり、月降雪量も東日本日本海側では4年ぶりに多くなった。一方、太平洋側では晴れたものの、気温は平年を大幅に下回った。なお、下旬には極端な低温はほぼ解消した。
 
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、東日本では高く、北日本、西日本および沖縄・奄美では平年並だった。なお、寒暖の変動が大きかった。  
(2)降水量
 月降水量は、北日本から東日本にかけての太平洋側でかなり多く、東日本日本海側で多かった。北日本から東日本にかけての太平洋側では平年の170%を上回ったところが多く、広尾(北海道)では12月の月降水量の最大値を更新した。北日本日本海側、西日本および沖縄・奄美では平年並だったが、牛深(熊本県)では12月の月降水量の最大値を更新した。
(3)日照時間
 月間日照時間は、北海道オホーツク海側でかなり多く、北海道日本海側で多かった。一方、東北太平洋側ではかなり少なく、東北日本海側と西日本日本海側では少なかった。北海道太平洋側、東日本、西日本太平洋側および沖縄・奄美では平年並だった。  
(4)降雪・積雪
 降雪の深さ月合計は、北海道太平洋側でかなり多く、東日本日本海側で多かった。広尾(北海道)では12月の降雪の深さ月合計の最大値を更新した。一方、北日本日本海側では少なく、西日本日本海側では平年並だった。月最深積雪は、北海道太平洋側と東北地方から東日本にかけての日本海側で平年を上回るところが多く、広尾(北海道)では12月の月最深積雪の最大値を更新した。  

問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

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