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11月の天候

報道発表日

平成21年12月1日

概要

2009年(平成21年)11月の天候の特徴は以下のとおりです。

  • 低気圧や前線の影響で全国的に降水量が多く日照時間が少なかった
    日本付近を低気圧が次々に通過したため、全国的に曇りや雨の日が多かった。特に西日本では10~11日に本州付近を通過した低気圧により大雨が降ったこともあり、月降水量がかなり多くなった。また、北日本太平洋側では月間日照時間がかなり少なかった。
  • 全国的に寒暖の変動が大きかった
    全国的に、上旬後半から中旬前半にかけてと下旬は気温が平年を上回った一方、月初めと中旬後半には平年を下回り、寒暖の変動が大きかった。

本文

1 概況
 全国的に、月を通じて天気はおおむね数日の周期で変わった。上旬には高気圧に覆われて晴天の続いた期間もあったが、中旬以降は次々に通過する低気圧や前線の影響で全国的に曇りや雨の日が多かった。それに伴ってほぼ全国的に月降水量は平年を上回り、月間日照時間は平年を下回った。特に西日本では10~11日に本州付近を通過した低気圧により大雨が降ったことも影響して、地域平均の統計を始めた1946年以降、11月としては月降水量が2番目に多くなり、和歌山・洲本・萩などではこれまでの月降水量の多い記録を更新した。また、気温は変動が大きかった。全国的に、上旬後半から中旬前半にかけてと下旬は平年を上回った一方、月初めと中旬後半には寒気が流れ込んだ影響などで平年を下回った。
 
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
 月平均気温は、東日本と沖縄・奄美で高く、北日本と西日本は平年並だった。なお、全国的に寒暖の変動が大きかった。  
(2)降水量
 月降水量は、西日本でかなり多く、北日本から東日本にかけての太平洋側と沖縄・奄美で多かった。西日本では平年の170%を上回ったところが多く、和歌山、洲本(兵庫県)、萩(山口県)、枕崎(鹿児島県)など8地点で、11月の月降水量の最大値を更新した。北日本から東日本にかけての日本海側では平年並だった。
(3)日照時間
 月間日照時間は、北日本太平洋側でかなり少なく、北日本日本海側、東日本太平洋側、西日本および沖縄・奄美で少なかった。雲仙岳(長崎県)では、11月の月間日照時間の最小値を更新した。東日本日本海側では平年並だった。  

問い合わせ先

気象庁観測部観測課統計室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154

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