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第1回インド洋津波訓練“IOWave 09”について

報道発表日

平成21年10月9日

概要

 インド洋沿岸各国が参加 する初めての国際津波訓練が10月14日(水)に実施されます。気象庁は、訓練用のシナリオや津波情報の作成、訓練当日の 訓練用情報発信などで協力・貢献します。

本文

 インド洋沿岸各国の津波警報体制の機能確認及び津波防災に対する意識の高揚を目的とする国際的な津波訓練が、 平成21年10月14日(水)午前10時頃から午後10時頃(日本時間)にかけて実施されます。 “Indian Ocean Wave 09 (IOWave09)”と名付けられたこの訓練は、インド洋津波警戒・減災システムのための政府間 調整グループ(ICG/IOTWS)※1が主催するもので、本地域における初めての国際津波訓練です。

 2004年インド洋大津波の後、この地域ではインド洋沿岸国自身による津波情報提供が可能となるまでの暫定措置 として日本および米国が各国に津波情報提供を行っており、今回の訓練はその仕組みを使って実施します。

 訓練では、2004年インド洋大津波を訓練用の津波として想定し、我が国気象庁と米国太平洋津波警報センター(PTWC) ※2が訓練用の津波情報を発信、これを受けた訓練参加各国は、それぞれが立てた訓練計画に基づいて国内 への津波警報発表、情報伝達、防災対応等の訓練を実施します。

 気象庁はICG/IOTWS及びPTWCと連携を取りながら、訓練用のシナリオや津波情報文の作成および訓練当日の訓練用津波 情報発信などにより、協力・貢献を行います。

※1 2004年12月のスマトラ島沖の地震に伴うインド洋大津波による甚大な被害に鑑み、 この地域の津波警報システム構築及び各国の津波防災を推進することを目的として、2005年6月にユネスコ政府間 海洋学委員会(UNESCO/IOC)の下に設置された。
※2 1960年チリ津波による太平洋沿岸国の甚大な被害に鑑み、この地域の津波警報システム構築及び各国の津波防災を 推進することを目的として、1965年にUNESCO/IOCの下に設置されたICG/ITSU(現在はICG/PTWSと改称)の枠組みの下、関係 国に津波情報を提供している米国海洋大気庁の下部機関。

 なお、本訓練については、ユネスコからも以下のwebsiteで報道発表されています。
  http://portal.unesco.org/en/ev.php-URL_ID=46562&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

問い合わせ先

地震火山部地震津波監視課  03-3212-8341(内線4552、4578)

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