震度計設置環境調査結果（一部）の公表について
報道発表日
平成２１年８月７日
概要
気象庁と地方公共団体、独立行政法人防災科学技術研究所では、平成20年度に開催された学識経験者及び行政委員より成る「震度に関する検討会」における震度計設置環境基準に関する検討結果を受けて、新しい基準により、気象庁が震度情報の発表に用いている震度計の設置環境調査を順次実施しております。
今般、地元自治体から震度が過大ではないかとの指摘が寄せられていた（独）防災科学技術研究所の下記の４観測点について、先行的に評価を行いました。その結果、これら４観測点については、下記に示すとおりいずれも震度が過大に観測されるとの評価が得られたことから、本日１５時から、気象庁の震度情報発表対象から外すこととしますので、お知らせします。
気象庁では引き続き、適正な震度観測のため、地方公共団体、（独）防災科学技術研究所とともに、震度計設置環境の調査等の取り組みを進めて参ります。
記
１．会津若松市古川町(あいづわかまつしふるかわまち)（福島県）
発表除外理由：柱状構造物が近傍にあり、過大な震度が観測される
対 処 等 ：震度情報発表取り止め
２．茂木町小井戸(もてぎまちこいど)（栃木県）
発表除外理由：崖等の段差付近の設置で過大な震度が観測される
対 処 等 ：震度情報発表取り止め
３．亀山市西丸町(かめやましにしまるちょう)（三重県）
発表除外理由：崖等の段差付近の設置で過大な震度が観測される
対 処 等 ：震度情報発表取り止め
４．松江市美保関町下宇部尾(まつえしみほのせきちょうしもうべお)（島根県）
発表除外理由：池・沼などを埋め立てた場所で過大な震度が観測される
対 処 等 ：震度情報発表取り止め
本文
本文については、下記の「資料全文」をご参照下さい。
問い合わせ先
地震火山部地震津波監視課
電話 03-3212-8341
(内線4542)
