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成層圏のオゾンは少ない状態が継続 -「オゾン層観測報告:2008」を公表-

報道発表日

平成21年4月24日

概要

  • 大規模なオゾン層破壊が始まる前と比べて、成層圏のオゾンは現在も少ない状態が継続しています。
  • 南極オゾンホールの規模は依然として大きい状態です。
  • 国内で観測した紫外線量は、1990年代初めから緩やかに増加しています。

本文

気象庁は、オゾン層の保護及びオゾン層破壊による影響を把握するため、上空のオゾン量と地上の紫外線量の観測を長期にわたって続けています。世界及び日本のオゾン層・紫外線の状況とその長期変化傾向に関する詳細な解析結果は、毎年「オゾン層観測報告」として公表しています。

このたび、2008年の状況について取りまとめ、「オゾン層観測報告:2008」として公表しました。主な内容は次のとおりです。

  • 世界のオゾン全量の推移をみると、1980年代を中心に減少が進み、大規模なオゾン層破壊が始まる前と比べて現在も少ない状態が続いている。2008年のオゾン全量の世界の分布をみると、赤道域の一部を除くほとんどの地域で参照値(1979~1992年の平均値)より少なかった。
  • 南極オゾンホールの規模(最大面積など)の変化を長期的にみると、依然として大きい状態が続いている。
  • 紫外線については国内3地点(札幌、つくば、那覇)の観測によると、札幌は長期的にみて、1990年代初めから統計的に有意に増加している。つくばと那覇についても、長期的に緩やかな増加傾向を示している。

「オゾン層観測報告:2008」は、下記の気象庁ホームページで公開しています。
http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/ozonehp/9-0kankou.html

 報告の概要及び図等を含めた全文は、下記の「資料全文」をご参照ください。

問い合わせ先

気象庁 地球環境・海洋部 環境気象管理官付 オゾン層情報センター
電話03-3212-8341(内線)4212

資料全文


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