エルニーニョ監視速報No.199(2009年3月)
報道発表日
平成21年4月10日概要
太平洋赤道域の大気・海洋の状況(2009年3月)と エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する今後の見通しについて解説します。本文
- 太平洋赤道域の海面水温は、東部で負偏差が顕著だった。中部の負偏差は前月より弱まった。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温は、中部から東部にかけての負偏差が前月より弱まり、西部の正偏差は持続した。ラニーニャ現象は持続しているが、弱まる兆候が見られる。
- エルニーニョ監視海域の海面水温は、今後基準値に近づき、夏には基準値に近い値で推移すると予測される。ラニーニャ現象は春のうちに終息する可能性が高い。
問い合わせ先
地球環境・海洋部気候情報課 エルニーニョ班電話 03-3212-8341(内線)5134, 5135