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国際シンポジウム「温暖化予測の鍵、海のCO2」の開催について

報道発表日

平成21年2月4日

概要

 気象庁は、平成21年3月3日(火)に、国際シンポジウム「温暖化予測の鍵、海のCO2」を開催します。この国際シンポジウムでは、地球温暖化予測における海洋CO2の重要性について、第一線で活躍する国内外の研究者がわかりやすく解説します。(通訳付)
 本シンポジウムは、海洋政策研究財団の平成20年度海外交流基金により実施するものです。

本文

 人類が大気中に放出している二酸化炭素(人為起源CO2)は、進行中の地球温暖化の主な原因であるとされています。この人為起源CO2の約3割は、現在海洋に吸収されており、これによって地球温暖化が緩和されていると考えられます。しかし、これからも海洋が同じペースでCO2を吸収し続けるかは明らかでなく、地球温暖化の予測や対策のためには、海洋のCO2吸収に関する更なる科学的知見が必要です。
 気象庁では、北西太平洋の温暖化と海洋CO2に関する監視と予測の強化を目指し、海洋政策研究財団の海外交流基金による国際交流事業として、国内外の著名な研究者・専門家を招待し、「北西太平洋の温暖化とCO2吸収能力の監視予測に関する国際会議」(3月2日(月)~4日(水))を開催します。
 当シンポジウムは、同会議の一環として、地球温暖化予測における海洋CO2の重要性を、広く一般の方にも知っていただくために実施するものです。なお、海外からの研究者の講演は英語が使用されますが、会場では日本語通訳でお聴きいただけます。

○国際シンポジウム「温暖化予測の鍵、海のCO2

 会  場: 気象庁2F講堂(東京都千代田区大手町1-3-4(交通案内))
 日  時: 平成21年3月3日(火)14:00-16:30(開始30分前より受付)
 プログラム:
  ・『海と地球温暖化~IPCC報告書から』
     東北大学大学院理学研究科長・理学部長・教授  花輪 公雄 博士
  ・『大気CO2の海洋吸収と生態系への影響』
     米国海洋大気庁太平洋海洋環境研究所  クリストファー・サーバイン博士
  ・『人為起源CO2の海洋吸収シミュレーション』
     プリンストン大学大気海洋科学プログラム  キース・ロジャーズ博士
  ・『海洋観測の国際連携と課題』
     気象庁地球環境・海洋部海洋気象課長  北村 佳照 博士
 参加方法: 当日会場にて受付(先着順、事前登録不要)
 参 加 費: 無料

問い合わせ先

地球環境・海洋部海洋気象課
電話 03-3212-8341(内線)5150

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