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平成21年1月5日
2008年(平成20年)の天候の特徴は以下のとおりです。
1 概況
1月半ばまでは低気圧や高気圧が交互にとおり、天気は数日の周期で変わり、気温も高かったが、1月後半以降は冬型の気圧配置が現われやすくなり、寒気が入るようになった。北日本から西日本にかけての冬(平成19年12月〜平成20年2月)の平均気温は平年並であったが、冬前半の気温は平年を上回ることが、後半は平年を下回ることが多いなど寒暖の変動が大きかった。沖縄・奄美でも気温の変動は大きかったが、1月の高温が顕著であったことから冬の平均気温は高くなった。冬前半を中心に、低気圧や前線が日本付近を数日の周期で通過したことから、全国的に曇りや雨または雪となり、西日本で冬の降水量が多くなったほか、全国的に日照時間が少なかった。低気圧は日本付近を通過した後もあまり発達しなかったことから、冬型の気圧配置とはなりにくく、東日本日本海側、北日本では降水量も少なかった。2月中・下旬には、冬型の気圧配置にともなって日本海側の地方では降雪量が増えたが、2月上旬までに降雪が少なかったことから、冬の降雪量は少なかった。
春は、北日本から西日本にかけては、寒気の影響を受けにくく、春の平均気温は高く、北日本、東日本ではかなり高かった。5月は気温の変動が大きかったが、3月は移動性高気圧に覆われて晴れる日が多く、高温が顕著であった。本州南岸を東進した低気圧の影響をしばしば受けた東日本太平洋側で春の降水量がかなり多く、低気圧や寒気の影響が小さかった北・東日本日本海側ではかなり少なかった。また、西日本では、移動性高気圧に覆われて晴れた日が多く、西日本太平洋側では春の日照時間がかなり多くなった。
夏の天候は、北日本から西日本にかけて変動が大きかった。東日本と西日本では、6月には曇りや雨の日が多く、7月から8月前半にかけては晴れて暑い日が多く、降水量も少なかった。北日本では、6月は晴れの日が多く、7月には曇りや雨の日が多く、対照的な天候となった。また、気温も、7月には高温、8月後半には低温となるなど変動が大きかった。7月後半から8月前半には大気の状態が不安定となって、局地的に大雨となった。8月終わりには、上空の寒気や、低気圧、前線の影響で、北日本から西日本にかけて、広い範囲で記録的な大雨となり、また、各地で局地的な豪雨となった(「平成20年8月末豪雨」)。このため、河川のはん濫や家屋の浸水、土砂災害等大きな被害が発生した。沖縄・奄美では、梅雨明け後は高気圧に覆われ、熱帯低気圧の影響も小さかったため、夏の平均気温は高く、夏の降水量は少なかった。
11月には寒暖の変動が大きかったものの、9月と10月に気温が高かったことから全国的に秋平均気温は高かった。北日本では、高気圧に覆われ晴れる日が多かったため、秋の日照時間が多く、降水量がかなり少なかった。特に北日本太平洋側では、1946年以降秋としては第1位の少雨となった。低気圧や前線は本州の南岸をあまり発達せずに通過することが多く、西日本太平洋側で日照時間が少なく、西日本日本海側と東日本太平洋側では降水量が少なかった。特に、九州では日照時間がかなり少なかった。沖縄・奄美では前線や低気圧、台風の影響を受け、日照時間が少なく、降水量がかなり多かった。特に、9月中旬の台風第13号の接近により、与那国島では日降水量765.0ミリを記録するなど記録的な大雨となった。
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
年平均気温は、全国的に高かった。
(2)降水量
年降水量は、北日本と東日本日本海側でかなり少なかった。特に北海道では平年の80%未満となったところが多く、60%未満となったところもあった。北見枝幸、雄武、帯広(以上、北海道)、むつ(青森県)では、年降水量の最小値を更新した。東日本太平洋側、西日本、沖縄・奄美では平年並だった。
(3)日照時間
年間日照時間は、東日本日本海側で多かった。一方、北日本太平洋側では少なく、北日本日本海側、東日本太平洋側、西日本、沖縄・奄美では平年並だった。

気象庁観測部観測課統計室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154
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