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桜島の噴火警戒レベルを3(入山規制)へ引き上げ
-降灰予報を初めて発表しました-

報道発表日

平成20年7月28日

概要

 桜島の噴火警戒レベルを3(入山規制)へ引き上げ

本文

 本日07時05分と10時10分に昭和火口(南岳東斜面の標高800m付近)で噴煙高度が火口縁上3000m以上に達する噴火が発生しました。また、10時10分の噴火では弾道を描いて飛散する大きな噴石が4合目(昭和火口から800~1300m)まで達しました。なお、いずれの噴火でも火砕流は発生しませんでした。
 桜島の噴火活動は活発化する恐れがあり、火口から居住地域の近くまでの範囲で弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に対する警戒が必要であることから、11時05分に火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を発表し、噴火警戒レベルを2から3に引き上げました。

 本日07時05分の噴火では、噴煙が火口上3300mまで上がり北に流れ、10時10分の噴火では、噴煙が火口上3200mまで上がり北に流れました。これらの噴火に伴い、7時30分と10時55分に降灰予報を発表しました。降灰予報の発表は平成20年3月31日の業務開始以来はじめてとなります。

 昭和火口および南岳山頂火口から2km程度の範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒が必要です。風下側では降灰、風の影響を受ける小さな噴石(火山れき)に注意が必要です。降雨時には泥流や土石流に注意が必要です

 なお、桜島では山頂から概ね2kmの範囲が立ち入り規制となっています。今回の噴火警戒レベル3(入山規制)により、この規制の範囲は変わらず、従来と同様です。

問い合わせ先

気象庁地震火山部火山課
電話 03-3212-8341(内線4530)

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