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2008年7月24日00時26分の岩手県沿岸北部の地震について(第4報)

報道発表日

平成20年7月25日

本文

1.余震活動の状況
 震度1以上を観測した余震は、7月24日11時28分頃、M5.0(速報値)、最大震度3の1回です(25日16時現在)。震度3~4となるような余震の発生の可能性は、ほとんど無くなりました。

2.地震機動観測班による調査
 気象庁は、緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)として、岩手県沿岸北部の地震により震度6強~6弱が観測された地域を中心に、被害及び地震動の調査のため、25日には気象庁本庁(1班、3名)、仙台管区気象台(3班、計6名)、盛岡地方気象台(2班、計4名)、青森地方気象台(1班、計3名)より地震機動観測班を派遣し調査を進めています。
 これまでの調査結果は次のとおりです。

ア)震度観測点
 震度6弱以上が観測された6地点の震度計を調査した結果、地震による特段の異常はありませんでした。
 なお、震度6強を観測した「岩手洋野町大野」の震度観測点については、設置台と地面との間に僅かな隙間が見られました。
 今後の震度観測の万全を期すため、現在の岩手県が設置した震度計に代え、臨時に設置した震度計の震度データを地震情報で発表することとします(詳細は別紙)。

イ)聞き取り等の調査
 震度6強を観測した「岩手洋野町大野」観測点付近において、人体感覚と屋内の状況を中心に聞き取り調査を行いました。
 聞き取り調査では、「這って歩くこともできなかった」「歩くのは厳しかったのでベットにしゃがみこんだ」などの証言があり、「震度階級関連解説表」と比較すると、震度6弱~6強相当の揺れを感じていたことがわかりました。
 ただし、建物等については外壁のひび割れなどが見られましたが、建物の倒壊は見られませんでした。
 また、他の地域についても現在調査中ですが、これまで分かったところでは、建物の倒壊などの被害は見られません。壁のタイルや窓ガラスの破損などの被害を確認しました。


 図表等を含めた資料全文につきましては、下記の「資料全文」をご参照下さい。

問い合わせ先

気象庁地震津波監視課
電話03-3212-8341(内線4542)

資料全文


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