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平成20年6月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成20年7月9日

概要

平成20年6月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
    6月14日08時43分に岩手県内陸南部でM7.2の地震が発生し、岩手県奥州市、宮城県栗原市で震度6強を、宮城県大崎市で震度6弱を観測しました。気象庁はこの地震を「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」と命名しました。
    国土地理院のGPS観測結果では、6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震による大きな地殻変動が観測されています。
    また、期間外ですが、7月5日16時49分に茨城県沖でM5.2の地震が発生し、茨城県日立市で震度5弱を観測、7月8日16時42分ころに沖永良部島付近〔沖縄本島近海〕でM6.0の地震が発生し、鹿児島県与論町で震度5弱を観測しました。
    全国で震度1以上が観測された地震の回数は553回(岩手・宮城内陸地震の余震476回を含む)、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は127回でした。

    震度3以上を観測するなどの主な地震活動の概況は別紙1、世界の主な地震は別紙2をご参照ください。

  • 火山活動
    桜島では、昭和火口で1日から13日にかけて爆発的噴火が時々発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴石が最大5合目(昭和火口からの水平距離は概ね500~800m)まで達しました。火砕流は発生していません。14日以降は、噴火の発生は1回にとどまっています。引き続き南岳山頂火口及び昭和火口から2km程度の範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石と火砕流に警戒が必要であり、火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)を継続しています。なお、昭和火口の噴火活動は、2006年6月の噴火以降、本年2月には火砕流を伴う噴火が発生、4月から6月には爆発回数が増加するなど次第に活発化している傾向がみられ、火山活動の推移を引き続き注意深く監視する必要があります。
    三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いています。
    諏訪之瀬島では、17日、23日及び27日に小規模な噴火が発生しました。
    その他の火山の活動状況に特段の変化はありません。

    [その他]
    6月9日10時より有珠山に噴火警戒レベルを導入しました。

    日本の主な火山活動の概況は別紙3、世界の主な火山活動は別紙4をご参照ください。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4530)

資料全文

参考資料


国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。

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