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石垣島地方における"異常潮位"について

報道発表日

平成20年6月30日

概要

 石垣島地方では、現在、潮位が平常に比べて高い状態が続いています。これは、太平洋を西に進んできた暖水渦が接近したことによる異常潮位と考えられます。この状態は、今後1か月程度は続く可能性があります。
 この地方ではこれから年間で最も潮位の高い時期を迎えることから、特に7月上旬の大潮時期の満潮前後の時間帯には潮位の上昇による浸水などに注意が必要です。

本文

 石垣島地方では、現在、潮位が平常に比べて10㎝から20㎝程度高くなっており、「異常潮位」と呼ばれる現象が発生しています。
 今回の異常潮位は、海面に盛り上がりを伴う直径400~500km程度の暖水渦が太平洋をゆっくり西に進み、石垣島地方に接近したことが原因と考えられます。これは、気象庁が今年3月から運用を開始した新しい数値海洋モデルの解析結果から確かめられたもので、暖水渦はこの後も1か月程度は停滞することが予想されています。
 また、この地方ではこれから8月初めにかけて年間で最も潮位の高い時期を迎えることから、特に7月上旬の大潮時期の満潮前後の時間帯には、潮位の上昇による浸水などに注意する必要があります。
 気象庁では、今後も潮位や暖水渦の監視を続け、浸水などの被害が予想される場合には事前に注意報や潮位情報を発表します。最寄りの気象官署から発表される高潮注意報や潮位情報に留意して下さい。
 なお、本件の詳細は、気象庁ホームページの「海洋の健康診断表」中の臨時診断表からもご覧になれます。
 http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/shindan/rinji/index.html

問い合わせ先

気象庁地球環境・海洋部 海洋気象情報室
03-3212-8341(代表) 内線5154、5126

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