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「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」について(第7報)

報道発表日

平成20年6月20日

概要

「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」について

本文

○余震の発生状況
6月14日08時43分の岩手・宮城内陸地震(M7.2、最大震度6強)による余震は、北北東から南南西に延びる長さ約45km、幅約15kmの領域で発生しています。
20日10時までに震度1以上を観測した余震は392回です(最大震度別地震回数表参照)。これまでに発生したM5.0以上の余震は、14日09時20分のM5.7(最大震度5弱)、12時27分のM5.2(最大震度4)及び16日23時14分のM5.3(最大震度4)の3回です。

○余震の見通し
余震は、「平成7年(1995年)兵庫県南部地震」(M7.3)よりも高い活動度で推移していますが、全体的にはしだいに少なくなってきており、場所によって震度6弱となる余震の発生の可能性は低くなっています。
しかし、過去の他の地震の事例及び現在の活動の状況からみると、今後3日間程度は、場所によっては震度5強となるような余震が発生する可能性があります。

○防災上の留意事項
揺れの強かった地域では、降雨や余震活動により土砂崩れなどが発生する危険性が通常より高くなっています。被害が拡大する可能性がありますので、作業等には十分注意して下さい。

○調査等
・地震機動観測班による震度6弱以上が観測された震度観測点周辺の調査では、建物の被害はあまり見られませんでした。
・強震波形の記録では、0.1秒程度の比較的短周期の波から1~3秒のやや長周期の波まである観測点、やや長周期の波が卓越する観測点、比較的短周期の波が卓越する観測点があります。今回の地震における1~2秒の周期の波は、「平成16年(2004年)新潟県中越地震」などの事例と比べると、それらよりやや小さかった傾向が見られます。

問い合わせ先

気象庁地震津波監視課  03-3212‐8341(内線 4542)
気象庁地震予知情報課  03-3212‐8341(内線 4562)

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