平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震に伴う大雨警報・注意報基準の暫定的な運用について
報道発表日
平成20年6月15日
概要
平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震による地盤の緩みを考慮し、当分の間、岩手県、宮城県、秋田県の震度の大きかった市町村の大雨警報・注意報基準を引き下げて運用します。
本文
平成20年6月14日08時43分ころに発生した平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震により、岩手県奥州市、宮城県栗原市で震度6強、宮城県大崎市で震度6弱、その他、岩手県、宮城県、秋田県の広い範囲で震度5強を観測しました。これらの地域では、地盤が脆弱になっている可能性が高いため、雨による土砂災害の危険性が通常より高いと考えられます。
このため、岩手県、宮城県、秋田県の震度5強以上を観測した市町村については、平成20年6月15日10時から当分の間、大雨警報・注意報基準(土壌雨量指数基準)を通常基準より引き下げた暫定基準を設けて大雨警報・注意報を運用します。引き続き地震後の降雨と土砂災害の関係を調査し、必要に応じて暫定基準を変更します。
なお、岩手県、宮城県、秋田県の震度5強以上を観測した市町村については、平成20年6月15日10時から当分の間、土砂災害警戒情報の発表基準を通常基準より引き下げた暫定基準を設けて土砂災害警戒情報の運用を行うこととしています。
問い合わせ先
気象庁予報部予報課気象防災推進室
電話番号:03-3212-8341(内線3125)