「平成20年(2008年)岩手・宮城内陸地震」について(第3報)
報道発表日
平成20年6月14日
本文
○震源要素(暫定値)
震源の精査をした結果、震源要素(暫定値)は次のとおりとなりました。
マグニチュード | 7.2 |
深さ | 8km |
緯度 | 北緯 39度01.7分 |
経度 | 東経 140度52.8分 |
○余震活動の状況
12時00分現在、震度1以上を観測した余震は95回です(最大震度別地震回数表参照)。これまでの最大余震は、09時20分に発生したM5.6の地震(最大震度5弱)です。
今後1週間程度は、活発な余震活動が継続するものと考えられ、場所によっては震度6弱を観測するような余震が発生する可能性があります。
○防災上の留意事項
揺れの強かった地域では、土砂災害や道路の崩壊、家屋の倒壊などの被害が発生しています。総務省消防庁(6月14日11時30分現在)によると、今回の地震により、死者1名、負傷者等64名などの被害が確認されています。
揺れの強かった地域では、土砂崩れや家屋の倒壊などの危険性が通常より高くなっています。余震により、被害が拡大する可能性がありますので、作業等には十分注意して下さい。
○地震機動観測班の出動
気象庁は、緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)として、この地震により震度6強が観測された地域を中心に、被害及び地震動の調査のため、気象庁本庁(2名)、仙台管区気象台(2班各3名)、盛岡地方気象台(2班各3名)および秋田地方気象台(3名)より地震機動観測班を派遣
問い合わせ先
気象庁地震津波監視課
電話03-3284-1743