2008年4月までの日本の大気中二酸化炭素濃度について
報道発表日
平成20年5月23日
概要
- 気象庁が温室効果ガス観測を実施する国内観測地点において、2007年の年平均大気中二酸化炭素濃度は過去最高となりました。
- また、2008年4月の大気中二酸化炭素濃度は、観測開始以来の最高値を記録しました。
本文
気象庁は、大気環境観測所(岩手県大船渡市綾里)、南鳥島気象観測所(東京都小笠原村)、与那国島測候所(沖縄県八重山郡与那国町)の国内3地点で、大気中の二酸化炭素濃度の観測を実施しています。
- これらの観測の結果、2007年の年平均値は3地点でそれぞれ386.6ppm、384.6ppm、386.3ppmとこれまでで過去最高となりました。
- この10年間では2.0ppm/年の割合で増加を続けており、国内で最初に長期連続観測を開始した綾里においては、観測開始時(1987年)より、35.5ppm濃度が増加しています。
- また、年間で最も二酸化炭素濃度の高くなる春季において、今年4月の観測値は、それぞれ394.4ppm、389.8ppm、392.2ppmと、すべての観測点で観測開始以来の最高値を記録しました。
報告の概要及び図等を含めた全文は、下記の「資料全文」をご参照ください。
問い合わせ先
気象庁 地球環境・海洋部 環境気象管理官付 全球大気監視調整官
電話03-3212-8341(内線)4112