5月12日の中国四川省の地震について
報道発表日
平成20年5月13日
概要
2008年5月12日15時28分頃(日本時間)、中国の四川省でマグニチュード(M)7.9の地震が発生しました。
本文
2008年5月12日15時28分頃(日本時間)、中国の四川省でマグニチュード(M)7.9の地震が発生しました。この地震は地殻内で発生した地震で、発震機構(Global CMT解)は西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型です。この地震について、気象庁は同日15時55分に「遠地地震に関する情報」(日本への津波の影響なし、日本国内向け)を発表しました。
報道によると、この地震により中国で1万人に迫る死者が発生している模様です。
この付近は大きな被害を伴う地震が度々発生している場所です。1900年以降では、今回の地震の100kmほど北で1933年8月25日に発生したM7.5の地震により死者6,865人の被害が生じました。また、今回の地震の700kmほど南で1970年1月5日に発生したM7.8の地震により死者15,621人の被害が生じました(Mと被害は宇津の「世界の被害地震の表」による)。
問い合わせ先
気象庁地震火山部地震津波監視課
電話:03-3212-8341(内線4542)