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平成20年1月4日
2007年(平成19年)の天候の特徴は以下のとおりです。
1 概況
平成19年冬は冬型の気圧配置は長続きせず、全国的に気温が高く経過した。東日本と西日本の地域平均気温は、地域平均の統計のある1946/47年の冬以降で最も高く、全国153官署のうち63の気象官署で、冬の平均気温の高い記録を更新した。また、山陰以北の日本海側の降雪量は地域平均の統計のある1961/62年の冬以降で最も少なく、北陸から山陰にかけての冬の降水量も少なかった。一方、1月上旬に東日本から北日本の太平洋沿岸を低気圧が急激に発達しながら北上したため、大雨や暴風により大きな被害が発生するなど、低気圧の影響で北・東日本の太平洋側で多雨となった。
春は全国的に気温の変動が大きかった。4月の月平均気温は西日本を除き1年ぶりの低温となったが、春の平均気温は3月の高温が著しかったため、東・西日本で高く北日本と沖縄・奄美は平年並となった。また、前線が平年に比べ南に位置し移動性高気圧に覆われやすかったことから、西日本から東日本太平洋側にかけて降水量が顕著に少なかった。前線が停滞しやすかった沖縄・奄美では日照時間が少なかった。4月から5月にかけては上空を寒気が通過しやすく大気の状態が不安定となったため落雷や突風、降雹による被害が発生した。
夏の太平洋高気圧の日本付近への張り出しは、6月、7月は平年より弱く、8月は一転してかなり強かった。夏の平均気温は、7月に北・東・西日本で低温となったものの、6月の北日本や8月の東・西日本で顕著な高温となったため全国的に高温となった。6月は中旬まで移動性高気圧に覆われて各地で梅雨入りが遅れたため降水量が少なく、春からの西日本を中心とした少雨は6月も続き一部では渇水となった。7月は本州付近に梅雨前線が停滞し、台風第4号の影響もあって東・西日本では降水量が多かった。一方、8月は非常に優勢な太平洋高気圧が本州付近を覆ったため、北・東・西日本では顕著な高温・多照となり、太平洋側では少雨となった。8月16日には熊谷(埼玉県)と多治見(岐阜県)で日最高気温40.9℃が観測され、これまでの国内の気温の最高記録を更新した。
秋は10月上旬まで日本の南東海上の太平洋高気圧が平年に比べかなり強く、また日本付近で偏西風が北に蛇行したため、東日本や西日本では晴れて気温の高い日が続いた。また、台風や熱帯低気圧の影響で東日本から北日本の太平洋側や沖縄・奄美では降水量が多かったが、秋雨前線は全般に不活発で、台風の影響の少なかった東日本日本海側や西日本で少雨となった。10月中旬以降は寒暖の変動が大きくなり、11月後半の強い寒気南下により北・東日本の山沿いで11月として記録的な積雪となったところもあった。秋の平均気温は全国で高く、西日本では地域平均の統計のある1946年以降で最も高い記録となった。また、西日本の降水量は1946年以降で最も少ない記録を更新し再び一部で渇水となった。
12月は冬型の気圧配置となる日が少なく、低気圧や気圧の谷が日本海から北日本を通過することが多かった。このため東日本以西で気温が高く、北・東日本の日本海側の降雪量はかなり少なかった。
2 気温、降水量、日照時間等の気候統計値
(1)平均気温
年平均気温は、全国的に高く、西日本と沖縄・奄美ではかなり高かった。西日本では平年を1℃以上上回ったところが多かった。平戸(長崎県)では年平均気温の最高値を更新した。
(2)降水量
年降水量は、北日本日本海側、東日本、および西日本で少なかった。北日本太平洋側と沖縄・奄美では平年並だった。近畿地方から九州北部にかけては平年の80%未満となったところが多く、四国地方の一部では平年の60%未満となった。北見枝幸(北海道)、深浦(青森県)、徳島では年降水量の最小値を更新した。
(3)日照時間
年間日照時間は、東日本太平洋側と西日本で多かった。一方、北日本と東日本日本海側では平年並、沖縄・奄美では少なかった。

気象庁観測部観測課統計室
電話 03-3212-8341(内線)4154
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話 03-3212-8341(内線)3154
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