オゾン層観測速報(2007年11月)
報道発表日
平成19年12月20日
概要
2007年11月のオゾン層と紫外線の状況を解説します。
本文
オゾン全量
2007 年11 月の国内3地点における月平均オゾン全量は、参照値と比較すると、那覇
で多く、札幌とつくばで並であった。
日積算紅斑紫外線量
2007 年11 月の国内3地点における日積算紅斑紫外線量の月平均値は、参照値と比較
すると、つくばで多く、札幌で並、那覇で少なかった。つくばでは、11 月の平均値としては
観測開始以来2番目に大きい値を記録した。
那覇では、11 月の平均値としては観測開始以来最も小さい値を記録した。
UVインデックス
2007 年11 月の日最大UVインデックスの月平均値(解析値)は、南西諸島で参照値
に比べ10%を超える負偏差が見られた。
2007年のオゾンホールについて
2007 年の南極オゾンホールは8 月中旬に発生した。その後徐々に拡大し、9 月13 日に2007
年の最大面積である2490 万km2 まで発達した。オゾン欠損量は9 月24 日に2007
年の最大値である8190 万トンとなった。面積、欠損量とも1998 年以降でみると、2002 年、
2004 年に次いで規模が小さかった。10 月から11 月にかけて、過去10 年間の平均的
な規模で推移したのち、11 月下旬に急速に規模が縮小した。12 月12 日にオゾンホール面積
はゼロになり消滅した。
図表を含めた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。
なお、オゾン層観測速報は来月より内容の見直しを行い、
「○○月のオゾン層と紫外線」(仮称)と題して毎月20日頃に気象庁ホームページに掲載します。
引き続きのご利用をよろしくお願い致します。
問い合わせ先
地球環境・海洋部 オゾン層情報センター
電話 03-3212-8341(内線)4212