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平成19年の梅雨入り・明けと梅雨時期の特徴について

報道発表日

平成19年9月3日

概要

平成19年の梅雨入りは九州南部を除いて遅く、梅雨明けは南西諸島や九州南部を除いて遅かった。梅雨の時期の降水量は、一部の地域を除き平年並か多かった。日照時間は、6月にかなり多い地域があったが、7月は少なく、かなり少ない地域もあった。

本文

気象庁では、毎年、春から夏にかけての実際の天候経過を総合的に検討し、各地の梅雨入りと梅雨明けの確定及び梅雨時期の特徴のまとめを行っています。今般、平成19年の梅雨についてとりまとめた結果は以下のとおりです。

1.梅雨入り及び梅雨明けの事後検討
 各地方ごとに、地方全体としての季節の推移を精査した結果、おおむね当初発表どおりの時期で確定した。事後の検討により、関東甲信および東北北部の入りについては当初発表から共に8日遅い梅雨入りとし、東北北部の明けについては当初発表より10日遅い梅雨明けで確定した。(別表1及び2を参照)

2.梅雨時期の特徴
(1)梅雨入り
 かなり遅い梅雨入りとなった地方が多かった。九州南部で平年並、沖縄で遅い他は、かなり遅い入りとなった。
(2)梅雨明け
 南西諸島と九州南部では平年並の梅雨明けとなった。その他の地方は、遅い梅雨明けとなり、関東甲信、北陸、東北ではかなり遅かった。
(3)梅雨前線
 梅雨前線は、6月中旬にかけて南西諸島から本州の南海上に位置することが多く、活動が活発となった。その後は本州付近に停滞することが多かった。
(4)降水量
 梅雨時期の降水量は、東日本から西日本の太平洋側や東北南部で多く、九州南部ではかなり多かった。奄美、九州北部、東北北部では少なかった。6月中旬にかけて梅雨前線が本州の南海上に離れて停滞することが多く、四国や九州北部の降水量がかなり少なかった一方で、沖縄では降水量が平年より多くなった。7月は梅雨前線が本州付近に停滞し活動が活発になったことや台風第4号の影響により、東日本から西日本の太平洋側で降水量がかなり多くなった。

問い合わせ先

気象庁予報部予報課
電話:03-3212-8341(内線3127)
気象庁地球環境・海洋部気候情報課
電話:03-3212-8341(内線3154)

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