2007年8月16日08時41分ころのペルー沿岸の地震について（第３報）
報道発表日
平成１９年８月１７日
概要
16日08時41分ころにペルー沿岸で発生したM7.9の地震により、日本の太平洋沿岸に弱い津波が到達する可能性があるため、17日01時04分に北海道から沖縄にかけての太平洋沿岸（東京湾、伊勢・三河湾、淡路島南部を除く）及び伊豆、小笠原諸島に津波注意報を発表しました。
本文
８月16日08時41分ころ（日本時間）、南米西部（ペルー沿岸）を震源（南緯13.5°、西経76.7°）とするマグニチュード(M)7.9の地震が発生しました。震源は太平洋津波警報センター(PTWC)によります。
これまでに、ハワイのヒロで16日22時ころに25cm、ハワイのカフルイで16日22時ころに15cmの津波を観測しています。
また、サンタクルス（エクアドル）で17時00分ころに40cm、フアンフェルナンデス（チリ）で12時06分ころに21cm、コキンボ（チリ）で14時31分ころに28cm、タルカワノ（チリ）で14時20分に30cmの津波を観測したほか、周辺の南米の観測点でも津波を観測しています。
日本への津波の影響について、海外の検潮記録や過去の事例などに基づき評価した結果、太平洋沿岸に20cmを超える津波が到達する可能性があるため、17日01時04分に以下の津波予報区に対して津波注意報を発表しました。
＜北海道地方＞
北海道太平洋沿岸東部、北海道太平洋沿岸中部、北海道太平洋沿岸西部
＜東北地方＞
青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、福島県
＜関東、東海地方＞
茨城県、千葉県九十九里・外房、千葉県内房、伊豆諸島、小笠原諸島、相模湾・三浦半島、静岡県、愛知県外海、三重県南部
＜近畿、四国地方＞
和歌山県、徳島県、愛媛県宇和海沿岸、高知県
＜九州、沖縄地方＞
大分県豊後水道沿岸、宮崎県、鹿児島県東部、種子島・屋久島地方、奄美諸島・トカラ列島、沖縄本島地方、大東島地方、宮古島・八重山地方
津波が到達した場合、半日程度は潮位の変化が継続する恐れがあります。海に入っての作業や釣り、海水浴などは控えて下さい。
＊地震の発生時刻を16日08時40分から16日08時41分に訂正します。
図表については、下記の「資料全文」をご参照下さい。
問い合わせ先
気象庁地震津波監視課
電話03-3284-1743
