平成19年（2007年）新潟県中越沖地震に伴う警報・注意報基準の暫定的な変更について

平成１９年７月１６日

平成19年（2007年）新潟県中越沖地震による地盤の緩みを考慮し、今後、新潟県の 大雨警報・注意報、洪水警報・注意報、長野県の大雨警報・注意報について、基準を引き下げて運用します。

平成19 年7 月16 日10 時13 分頃に発生した平成19年（2007年）新潟県中越沖地震により、 新潟県柏崎市、長岡市、刈羽村、長野県飯綱町で震度６強を観測し、新潟県上中越、 長野県北部の広い範囲で震度５強を観測しました。
これらの地域では、地盤が脆弱になっている可能性が高いため、雨による土砂災害 や洪水の危険性が通常より高いと考えられます。
このため、当分の間、新潟県、長野県の大雨警報・注意報、及び新潟県の洪水警報・ 注意報について現行基準より引き下げた暫定基準を設けて運用します。
具体的には別紙の通り、新潟県中越の柏崎地域、長岡地域、新潟県上越の上越東頸 城地域では現在の基準の約5 割、新潟県下越の新潟地域、新潟県中越の三条地域、十 日町地域、魚沼北部地域、魚沼南部地域、新潟県上越の妙高地域、及び長野県北部の 長野地域、中野飯山地域は現在の基準の約7～8 割の雨量とします。

なお、引き続き地震後の雨量と土砂災害の関係を調査し、必要に応じて暫定基準を 変更します。

気象庁予報部予報課
電話番号：03-3212-8341（内線3124）