平成19年5月の地震活動及び火山活動について
報道発表日
平成19年6月7日
概要
平成19年5月の地震活動及び火山活動について解説します。
本文
- 地震活動
震度5弱以上を観測した地震及び津波を観測した地震はありませんでした。
全国で震度1以上を観測した地震の回数は142回、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は81回でした。
国土地理院のGPS観測結果では、全国の地殻変動について特に目立った変動は見られません。
- 火山活動
噴火が観測されたのは、桜島及び諏訪之瀬島でした。
桜島では、16日に昭和火口でごく小規模な噴火が発生しました。昭和火口で噴火が発生したのは2006年6月20日以来です。昭和火口では、その後も小規模な噴火が時々発生しています。また、南岳山頂火口では、21日に小規模の噴火が発生しています。
諏訪之瀬島では8日に爆発的噴火が3回ありました。
三宅島では、多量の火山ガスの放出が続いています。
樽前山、硫黄島、福徳岡ノ場、薩摩硫黄島及び口永良部島では、火山活動のやや活発な状態が続いています。
御嶽山では、火山性地震および火山性微動の少ない状態が続き、GPSの伸びの変化もほぼ停止した状態で経過したことから、火山活動評価を25日に静穏な状況に引き下げました。
図表をふくめた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。
問い合わせ先
地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4530)
資料全文
参考資料
国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、 国土地理院ホームページの記者発表資料 を参照ください。