エルニーニョ監視速報No.174(2007年2月)
報道発表日
平成19年3月09日概要
太平洋赤道域の大気・海洋の状況(2007年2月)と エルニーニョ/ラニーニャ現象に関する今後の見通しについて解説します。本文
- 太平洋赤道域の海面水温は、西部で正偏差が顕著だったが、中部から東部にかけての正偏差は1月から2月にかけて急速に弱まり、一部に負偏差も見られた。海洋表層(海面から深度数百mまでの領域)の水温では、中部から東部にかけて顕著な負偏差が見られた。今回のエルニーニョ現象は終息したと見られる。
- エルニーニョ監視海域の海面水温は予測期間中、基準値に近いか、基準値よりやや低い値で推移すると予測され、今後、ラニーニャ現象に向かうと考えられる。
問い合わせ先
地球環境・海洋部気候情報課 エルニーニョ班電話 03-3212-8341(内線)5134, 5135