平成19年2月の地震活動及び火山活動について
報道発表日
平成19年3月8日
概要
平成19年2月の地震活動及び火山活動について解説します。
本文
- 地震活動
震度5弱以上を観測した地震及び津波を観測した地震はありませんでした。
全国で震度1以上が観測された地震の回数は87回、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は67回でした。
国土地理院のGPS観測結果では、全国の地殻変動について特に目立った変動は見られません。
- 火山活動
噴火が観測されたのは、桜島及び諏訪之瀬島でした。
桜島では、南岳山頂火口で10日、13日及び16日に爆発的噴火が発生しました。諏訪之瀬島では爆発的噴火が5~7日、19日、20日にありました。
御嶽山では火山性地震はやや多く、火山性微動が時々発生しているほか、御嶽山の地下の膨張を示すわずかな伸びも見られています。御嶽山の火山活動はやや活発な状況になっていますので、山頂付近では注意が必要です。
三宅島では、噴煙活動が活発で、多量の火山ガス放出が続いています。
硫黄島では、国土地理院及び防災科学技術研究所の観測によると、昨年8月以降、島北部の元山地域付近で大きな隆起が続いています。
口永良部島では火山性地震及び火山性微動のやや多い状態が続いています。
図表をふくめた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。
問い合わせ先
地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4530)
資料全文
参考資料
国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、国土地理院ホームページの記者発表資料を参照ください。