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平成19(2007)年1月の世界と日本の月平均気温について(速報) ~世界は先月に引き続き第1位を更新、日本も第4位の高温~

報道発表日

平成19年2月9日

概要

 2007年1月の世界の月平均気温は、統計を開始した1891年以降で最も高い値となり、先月(2006年12月)に引き続き第1位を更新しました。また、日本の月平均気温は、統計を開始した1898年以降で4番目に高い値となりました。

本文

 2007年1月の世界の月平均気温(陸域における地表付近の気温と海面水温の平均)の平年差*1(速報値*2)は+0.45℃と、1月の気温としては2002年の+0.44℃を超え、統計を開始した1891年以来、最も高い値となり、先月(2006年12月)に引き続き第1位を更新しました(図1)。
 また、同月の日本の月平均気温の平年差*1は+1.44℃と、1月の気温としては1989年(+2.09℃)、1972年(+1.65℃)、2000年(+1.46℃)に次いで、統計を開始した1898年以来、4番目に高い値(第4位)となりました(図2)。
 1月の月平均気温は平年を上回る地域が多く、陸域では先月に引き続き、ロシア東部からヨーロッパ北部にかけてのユーラシア大陸の中・高緯度のほぼ全域で特に気温が高くなり、海面水温では、熱帯域のほぼ全域で高かったことに加え、北大西洋や南インド洋西部でも広く高温域が見られました(図3)。
 長期的には、1月の世界の月平均気温は100年あたり+0.73℃の割合で上昇し、日本の月平均気温は100年あたり+1.02℃の割合で上昇しています。
 これらの要因としては、二酸化炭素などの増加に伴う地球温暖化の影響に、エルニーニョ現象や十年~数十年程度の時間規模で繰り返される自然変動が重なったものと考えられます。
 世界及び日本の年平均気温、月平均気温は気象庁ホームページにて随時更新・掲載しています(http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/temp/index.html)。

*1 平年差とは平均気温から平年値を差し引いた値(平年偏差ともいう)です。平年値としては、1971~2000年の30年平均値を使用しています。
*2 2007年2月9日までに入電したデータをもとにした解析値です。

問い合わせ先

地球環境・海洋部 気候情報課
電話:03-3212-8341 (内線)2264

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