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平成19年1月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成19年2月8日

概要

平成19年1月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
     1月13日に千島列島東方の地震(M8.2)により北海道日本海沿岸北部からオホーツク海沿岸、太平洋沿岸及び伊豆・小笠原諸島で津波を観測しました。震度5弱以上を観測した地震はありませんでした。
     全国で震度1以上が観測された地震の回数は102回、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は140回でした。
     国土地理院のGPS観測結果では、全国の地殻変動について特に目立った変動は見られません。

  • 火山活動
     噴火が観測されたのは、桜島及び諏訪之瀬島でした。
     桜島では、南岳山頂火口で2日に爆発的噴火が発生しました。諏訪之瀬島では爆発的噴火が9日、10日、28日にありました。
     御嶽山では昨年12月下旬から火山性地震が増加し始め、その後も増減を繰り返しながらやや多い状態が続き、19日以降は火山性微動が時々発生しています。また、御嶽山周辺に設置しているGPSによる地殻変動観測では、昨年12月から御嶽山の地下での膨張を示すと考えられるわずかな伸びの変化が認められています。御嶽山の火山活動はやや活発な状況になっていますので、山頂付近では注意が必要です。
     三宅島では、噴煙活動が活発で、多量の火山ガス放出が続いています。
     硫黄島では、国土地理院及び防災科学技術研究所の観測によると、昨年8月以降、島北部の元山地域付近で大きな隆起が続いており、火山活動はやや活発な状況となっています。
     口永良部島では火山性地震及び火山性微動のやや多い状態が続いています。
     箱根山では21日に震度1の地震が発生しましたが、火山活動は静穏な状態です。
     なお期間外ですが、昨年12月下旬から霧島山の御鉢では振幅の小さな火山性微動が時折観測され、2月5日に継続時間の短い振幅のやや大きな火山性微動が発生し、火山活動はやや活発な状況となっています。


図表をふくめた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4530)

資料全文

参考資料


国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、国土地理院ホームページの記者発表資料を参照ください。


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