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平成18年12月の地震活動及び火山活動について

報道発表日

平成19年1月9日

概要

平成18年12月の地震活動及び火山活動について解説します。

本文

  • 地震活動
     震度5弱以上を観測した地震及び津波を観測した地震はありませんでした。
     全国で震度1以上が観測された地震の回数は145回、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は136回でした。
     国土地理院のGPS観測結果では、全国の地殻変動について特に目立った変動は見られません。


  • 火山活動
     噴火が観測されたのは、桜島及び諏訪之瀬島でした。
     桜島では、南岳山頂火口から小規模な噴火が時々発生しています。諏訪之瀬島では爆発的噴火があったほか、小規模な噴火が時々発生しました。
     三宅島では、噴煙活動が活発で、多量の火山ガス放出が続いています。
     硫黄島では、国土地理院及び防災科学技術研究所の観測により、南東部の大きな隆起などの地殻変動と、これにほぼ同期して島内の地震活動が次第に活発化する傾向が見られています。これらは、最近繰り返されている火山活動の一環と考えられ、2001年などと同様に、小規模な水蒸気爆発が発生する可能性が考えられます。従来から水蒸気爆発が見られていた島の周辺部などでは注意が必要です。
     霧島山(新燃岳)では、火山性地震が3日に多発し、その後も消長を繰り返しながらやや多い状態が続いていました。その後、地震活動が次第に低調な状態となり、1月9日現在は静穏な状況になっています。
     口永良部島では火山性地震及び火山性微動のやや多い状態が続いています。
     なお、御嶽山では、29日から火山性地震が一時的に多発しましたが、火山性微動や噴気増加はみられず、火山活動は静穏な状態です。


図表をふくめた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。

問い合わせ先

地震:地震火山部管理課 電話 03-3212-8341(内線 4581)
火山:地震火山部火山課 電話 03-3212-8341(内線 4530)

資料全文

参考資料


国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、国土地理院ホームページの記者発表資料を参照ください。


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