平成18年11月の地震活動及び火山活動について
報道発表日
平成18年12月11日
概要
平成18年11月の地震活動及び火山活動について解説します。
本文
- 地震活動
11月15日に千島列島東方の地震(M7.9)によりオホーツク海沿岸と太平洋沿岸及び伊豆・小笠原諸島で津波を観測しました。震度5弱以上を観測した地震はありませんでした。
全国で震度1以上が観測された地震の回数は135回、日本及びその周辺におけるM4以上の地震の回数は121回でした。
国土地理院のGPS観測結果では、全国の地殻変動について特に目立った変動は見られません。
- 火山活動
噴火が観測されたのは、桜島及び諏訪之瀬島でした。
桜島では、南岳山頂火口から爆発的噴火があったほか、小規模な噴火が時々発生しています。
諏訪之瀬島では爆発的噴火があったほか、小規模な噴火が時々発生しました。
三宅島では、噴煙活動が活発で、多量の火山ガス放出が続いています。
口永良部島では火山性地震及び火山性微動のやや多い状態が続いています。また、GPSによる地殻変動観測では、新岳火口付近の膨張を示す変化が引き続き観測されています。火山活動はやや活発な状況で、火口周辺では注意が必要です。
図表をふくめた全文については、下記の「資料全文」をご参照ください。
問い合わせ先
地震:地震火山部管理課 電話03-3212-8341(内線4581)
火山:地震火山部火山課 電話03-3212-8341(内線4530)
資料全文
参考資料
国土地理院のGPSによる地殻変動観測については、国土地理院ホームページの記者発表資料を参照ください。